ヒラメキのタネ

『こどもとおとなのCREATIVE MINDを育むタネまきを。』をコンセプトに、色に親しみながら感性を豊かにするワークショップを開催したり、家での色遊びなどを紹介しています。

色づくりと紙くらべ

春休み最終日は、庭から摘んできたクリスマスローズたちを見ながら、娘と絵の具で色づくりをしました。
クリスマスローズ1枚のガク(花びらだと思っていました!)にも、黄緑色、灰色がかったピンク、えんじ色、貝紫などなど・・・。

花を描くのではなく、草花の色を観察しながら色を再現します。
何を混ぜたら近くなるか予測をしながら、筆を走らせます。

感覚と計算・・・右脳と左脳をつなぐ色づくりは、お子さまだけならず大人の脳トレにもなりそうですよね!
絵の具も単色でたくさんの色が揃っています。小さなお子さんなら単色で塗ることも多いと思いますが、そこで一声を!
「ここの葉っぱの色ってどんな緑色?」
と聞いてみてください。
そして、一緒に色探しをしてみましょう!

よーく観察すると暗い、鮮やか、茶色っぽい、くすんだ・・・いろんな緑があります。
そこに気づくことから始まる色づくり。
ちょっと黄緑っぽいなら、黄色を混ぜてみたり、深緑なら黒や赤、青を少しだけ足してみたり。

微妙な違いや色を見る目を養うことで、表現の幅がぐっと広がります。
娘もだんだんと「これは違うなー」など言いながら色をつくるようになってきました。予測通りの色にならない時は怒っていたりもしますが、思い通りにいかないことも大事大事!

今回は、紙比べもやってみました。
使ったのは写経用紙とトレーシングペーパーです。

写経用紙は半紙よりもしっかりしていて、和紙折り紙よりは薄いのですが、手触りもさらさら。
色の出方や水の吸収、乾くスピードなど、バランスがちょうどよくて、水を含ませる加減や、やさしく筆を使う練習にもいいですね。

お次はトレーシングペーパーです。
とっても鮮やかに色が出ますが、乾くとマットな質感になります。
吸収が遅いので、紙の上でパレットのように色を混ぜていくのが楽しいよう!
「空と海の色をつくる!」とぐるぐる混ぜていきます。
オレンジと青緑、普段私があまり使わない色で新鮮でした!
使う紙によっても色の出方が違うので、また新しい発見がありそうです。お菓子の箱の裏、キッチンペーパー、クッキングシートなどなど家にあるもので塗り比べして楽しんでみてくださいね。

今回は20色あるまっち絵の具のブライトカラーを使いました。
まっち絵の具って?
とご興味もたれ方はこちらの記事をご参照くださいね。

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