安曇野ちひろ美術館へ。
夏休みの終わりに、旅行で長野を訪れました。
1日目は安曇野へ。
澄んだ空気、山や空の鮮やかな色合い。
ごろごろと転がりたいような一面の緑!
大阪のじめっとした空気とは違って、日差しはあってもカラッと爽やか。
今年は、いわさきちひろ生誕100年の年ということもあり、雑誌やテレビ番組でも特集される機会も多く、ここはぜひ行ってみよう!と思っていました。
ぼわんと幻想的なちひろさんの絵は、色のにじみや広がりが優しくて素敵で。
教科書や絵本でも見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ちひろ美術館では、いわさきちひろさんの作品をはじめ、他の絵本画家さんの作品にも触れることができます。
入場券の代わりのタグもちひろさんのイラスト!形もかわいいですね。
夏休み期間はちょうど、トラフ設計事務所による企画展『子どものへや』が開催中で、帽子をテーマに、様々なしかけが!!
展示室には、帽子をかぶったこどもや遊んでいるこどもたちの絵がずらり。
後ろ姿なのに、とっても楽しそうな雰囲気が伝わってきましたよ。
『子どものへや』では、大きな帽子が出現!
帽子のツバの部分が机になっているんですね。
夏休みには、地元の中学生ボランティアによる、「ちひろの水彩技法体験」というワークショップがあったようで、3原色からうまれた色とりどりの作品がたくさん飾ってありました。
あっ、いつも使っている色合いによく似ているなぁと思ったら!!
まっち絵の具を使用しているとのお話が!
ミュージアムショップにはLYRA、シュトックマー、月光荘などの画材とともに、まっち絵の具も販売されていました。気になっていたものにもここで会えた!と何だか嬉しい気分になりました。
昔の学校を再現した部屋の奥には図書室があり、絵本に関する書籍やこどもも楽しめる絵本がたくさん!
女の子の横顔に自由に帽子を描いてみたり
ボーっとしてみたり。
渡り廊下には、昼寝ができる椅子があったり、音を楽しむ仕掛けも!
ビブラフォンの低音域のような、心地よく深い金属音は、にじみ絵で色が広がるように、ぼおぉーんとじんわり響きます。
この中庭からは、2016年の夏に完成した「トットちゃん広場」に自由に出入り可能。
美術館のまわりには、村営の安曇野ちひろ公園という広大な公園があります。
公園に遊びに行って、また戻って館内を楽しんで…と、開かれた美術館なんですね。
電車の中にも絵本がいっぱい!黒柳徹子さん作の「窓ぎわのトットちゃん」、実はまだ読んだことがないのですが、先にこちらを訪れて、どんな子の物語なんだろう?!と興味がわいてきました。近々読んでみようと思います。
そして再びまた美術館へ。
この美術館の建築もとても気になっていました。窓、そしてちょっとした隙間から見える外の景色がとても美しくて。
屋根に使われているのも長野県産の唐松だそうです。
周りの景色と馴染みながらも大きな存在感があっていいなぁと、見上げてパチリ。
福永紙工さんの空気の器が帽子になって吊るされていました。
ああきれい!
ふわりふわり、いろいろなかたち。びよーんと伸びたものもおもしろい!
閉館1時間少し前に行ったので、これはもっと早く行っておくべきだったと反省。
ちひろさんの絵や歴史を見る・知るのはもちろんのこと、景色、建物、本、音、空気…その空間を楽しめました。
あ~もっとゆっくり居たかったなぁ。
ちひろ美術館 東京・安曇野
安曇野周辺には他にも美術館がたくさん!!
安曇野アートライン
長野まで…なかなか遠いですが、またいつか今度は他のところも回ってみたいと思います。
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