コラボワークショップレポート part1 秋色の観察から自分なりの表現へ
こんにちは。紅葉が一番美しいこの時期、葉っぱや木の実の色も赤や黄色、茶色と色とりどりに染まり、外に出ると心踊ります。
11/25(土)、SUNNY NESTさんにて行われましたヒラメキのタネ×Kinowa『秋の彩りと葉っぱをとじこめたローズウインドウづくり』でも、机の上がぱあーっと暖かい秋色になりましたよ。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
内容が盛りだくさんになってしまいましたので、2回に分けてレポートさせていただきますね。
いろいろな場所で見つけた季節のかけらたち。赤や黄色と言ってもひとつではなく、濃い、薄い、深い、淡い、オレンジに近い、暗い・・・などあげればきりがないほど様々な表現ができます。
秋の色ってどんな色?特徴をつかむために、トーン別に色分けしてみました。
トーン(色調)って何だろう?
明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)が似ている色をグルーピングした色の集まりで、PCCS(日本色研配色体系)が定めたものを使っています。
それぞれのグループは、鮮やか、濃い、濁ったなどイメージワードで表すことができます。
例えば、明るくて薄くて優しい色、となるとペールトーンやライトグレイッシュトーンなどの色の仲間だったりします。
このあたりの専門的なことまでは今回は触れていませんが、○○な色というのは感じていただけたかなと思います。
「もみじの葉っぱも真っ赤だなー♪」
そんな歌もありましたね!
確かに真っ赤ですが、少し暗めの赤と似ているようです。
この実は、葉っぱはそれぞれどの色に似ているかな?場所によっても違って、グラデーションでだんだん色が変わっているかと思えば、突然色が変わっていたり。
よーく観察してみると次から次へと発見がいっぱい!
暗めの色、鈍い色に集中。鮮やかな色もありますねー。あれ?明るい色や優しい色のところにはあまり置くものがないようです。
銀杏の葉っぱは、鮮やかな黄色もあれば、白っぽく優しい黄色もありました。
同じ葉っぱでも、ひとつひとつ色が違うのですね。
次は、いよいよ色づくりです。
色相環の話を交えながら色づくりのコツをお話した後は、今回はまっち絵の具の赤、青、黄、黒、白の5色を使って秋色を作っていきます。
絵の具を置く場所によっても、水の加減でもまた違った色が生まれますね。
お姉ちゃん2人と弟くんで参加して下さったのですが、筆の運び、色の作り方・・・個性が溢れています!
歌ったり、つっこみを入れたり返したり・・・和気あいあいと笑い声も交えながら!
思うような色を作るには・・・とワークシートを見て考えながら、お母さんと一緒に色づくりを楽しんでいただいたり。
コーヒーみたいな水の色、抹茶のような色・・・大人好みの美味しそうな色ですね~!
こちらはとても鮮やかな食べ物の色たち!柿の色を作りたかったのに間違えたー。。。と、いろいろ混ぜて感覚をつかんでくれていたようです。
さて、色を感じて、表現した思い思いの秋の1枚が完成です!
ひらひらと風に揺れる色たち。
スタートは皆同じ5色とは思えない、豊かな色合い。後ろの桜の紅葉ともマッチしていますね。
ちなみに、夏のワークショップでは今回の赤はマゼンダを、青はシアンを使っていました。
比べてみると、こちらは鮮やかだけどクールな色合い!雰囲気も全然違いますね。
色づくりの後、残った色水も優しくてあたたかい秋色になりました。
乾かしている間に、次は葉脈を擦り出す実験に移ります。
ここから先は第2弾のレポートをご覧くださいね。
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