クレヨンあれこれ2★東一文具 とういちクレヨン
STOCKMARはドイツ製でしたが、お次は日本製のみつろうクレヨンです。
日本製のみつろうクレヨンってあるのかな?と検索しているうちに見つけた「とういちクレヨン」。聞いたことがないけれど、調べてみるとこだわりがいっぱい!
日本では4社しかないクレヨン工場のうちのひとつ、東一文具さん。創業65年を迎えた名古屋の小さな工場で、4人の従業員の方が手作業で作っておられる『てづくりのみつろうクレヨン』のご紹介です。
使用後の画像ですみませんが…
色が直感的にわかりやすくてシンプルなデザイン。蓋を閉めると中のクレヨンが少し見えるところがなんともカワイイのです。
硬さがあり、スルスル描けて、豊かな発色。触ってもベタベタしないので、汚れも少なめですね!
折れにくいので、小さなお子様もいろいろな握り方で描けるのではないでしょうか。ワークショップでも、2~3才くらいのお子様も一生懸命握って塗ってくれていました。
クレヨンの減りを見ても、みなさん結構明るめの色をたくさん使ってくれたようですね。
そんな、とういちクレヨンのこだわりどころをご紹介します。
ー安心・安全を追及し、ひとにも地球にも優しいクレヨンー
原料は、みつろう、カルナバワックス、食用油脂、顔料です。
一般的なクレヨンの主原料である石油系のワックスは一切使っていません。
天然のみつろうを40%という高い配合率を実現し、その他の素材に関しても、もしお子さんが口に入れても安全なものばかりを厳選しています。
クレヨンができるまで、詳しくはとういちクレヨンのページや動画でも紹介されています。
大量生産はできなくて、時間はかかりますが…手づくりだからこそ、配合する素材にこだわることができるのですね。
大事なものは何?
生産効率性、価格、品質、安全性、シェア・・・?
つくる人の考えは様々あるけれど、使う人や環境のことを長期的に考えてつくられているって素敵なこと!!
このようなものづくりの裏側の想いを、こどもたちにも伝えていきたいと思います。
※下の画像は東一文具webよりお借りしました。
ー透明感のある美しい発色ー
みつろうクレヨンは重ね塗りしても、クレヨンがあまり汚れない点が好きです。
赤い〇の上にぐるぐる、重ねてみましたが、クレヨン側にはうっすらと色付いた程度。
色展開は日本のクレヨンによく入っている16色。鮮やかですがどこか優しさを感じる色合い。
でもでも、1色だけでは、物足りない!
ベタベタ濁っていかないので、何色でも重ねて新しい色を作り出すにはもってこいのクレヨンです。ぐるぐる、点々、虹のようなぼかし、普段あまり使わない白や黒もプラスすることで、ぐっと印象が変わります。
「線からひろがる、色畳」
とういちクレヨンを試していると、おもしろい遊びを発見!!
一本ずつ違う色の線を描いて、交わったところの四方の色を混色する実験。
混ぜる色が変わるから、隣のしかくと全然違った表情になります。これは楽しい~!!透明感があるクレヨンならではなのですが、他のクレヨンでも試してみたいなぁ。
ぜひぜひ、おうちのクレヨンや色鉛筆などを使ってお子さんとやってみてくださいね☆
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こんな素敵なクレヨンなのですが、残念ながら手に取ってみることがなかなかできないのです。ネット上でも販売されているお店が本当に少ないのですが、STOCKMARの時も紹介させていただいたキンダーリズムさんでお取り扱いがあります!
ご興味を持たれた方はのぞいてみてくださいね。
★東一文具工業 http://toichicrayon.jp/ (公式オンラインショップはありません)
★キンダーリズム(STOCKMAR、とういちクレヨン他いろいろなクレヨンがあります)
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