ヒラメキのタネ

『こどもとおとなのCREATIVE MINDを育むタネまきを。』をコンセプトに、色に親しみながら感性を豊かにするワークショップを開催したり、家での色遊びなどを紹介しています。

オヤコマーケットworkshop★ありがとうございました

日曜日、上賀茂神社近くの、赤ちゃんから受けられる優しい鍼灸治療院「心耳庵(しんじあん)」さんにて、オヤコマーケットが開催されました。

穏やかで、庭にはたくさんの緑。
縁側には梅干しが干してあって、時よりふわっと漂う梅の香りに、思わずお腹もぐぅーっと鳴りました。
おばあちゃんのお家に遊びに来たような、なんだか懐かしく、あたたかな空間で今回ワークショップを開催させていただきました。

今回はご予約以外に、多数参加していただいた為、定員オーバーでお断りすることになってしまった方もおられました。せっかく興味を持っていただいたのに、申し訳なかったです。


参加していただいた皆さま、声をかけてくださったムスビメさん、場所を提供してくださった心耳庵さん、今回も手伝いで一緒に来てくれた友人…たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。


今回の色の惑星づくりも、まっち絵の具ならではの鮮やかな色、深い色、淡い色…たくさんの色ができました。

使ったスポンジもほら、虹色!

ムスビメさんからは、今回使用したまっち絵の具や画材道具一式の販売がありました。身近に売られているものではないため、じっくり手に取り、お話を聞きながら購入されている方もおられましたよ。私も娘に、パレットや筆、ケースをお土産に!


お隣では、コデカケさんによるキッズ・ベビー服の交換会、そして「ぼくの わたしの ひとはこのみせ」でお子さんたちも大活躍!銀行、お花屋さん、紙芝居と絵本やさん、クッキー屋さん、などなど大賑わいでしたよ~。「うむこと、くらすこと」の座談会もたくさんの方が参加されていました。

他にも、大徳寺近くのごはんやさん、壺沙さんの体に優しいおにぎりと、穀物茶、そして自然素材のおとな・こどもの日常服をつくっておられる日服+ abricot / poireさんのかわいらしい服が並ぶ、とても素敵なマーケットでした。

ワークショップ中には、見守りつつも、作り出している色の素敵なところや、こだわっていそうだなぁというところをできるだけ見つけて、「これはどうやって作ったの?」「この色新しいけど、何色だろうね?」「葉っぱといろいろなお花が咲いている、お花畑みたい!」など対話しつつ、記憶と色と言葉を引き出していくようにしています。

あまり話をするのが得意ではない人、どんどん思いついたことを話してくれる人、ひとりひとりに合わせて、言葉をかけていきたいなと思っています。

同じ青でも、「これは深い海の底みたいだけど、こっちは晴れた空の色みたい」など、青にもいろいろあることに気づきます。これも、それが正解ではなく、人によって感じ方が違うのがまた面白いんですよね。

2~3歳の小さなお子さんも、はじめは1滴1滴ぽとん、ぽとんと落としていたけれど、スポイトの使い方をマスターし、面白くなって、泡をつくってみたり、スポンジで色を混ぜて、何度も重ねて深い色を作ったり、ノリノリです。

少し離れたところから、ずっと見守っておられたお母さんお父さん。
素敵な作品ができて、お子さんもお母さんお父さんも喜んでおられたのがとても印象的でした。

スイッチが入るとみんな好き好きに、本当に楽しそうです。
スピード勝負!ささっと完成するお子さんもいれば、じっくりと満足いくまで色づくりを楽しむお子さんも。

「色のお部屋」を作って混ぜてみてね~という言葉を聞いてくれていて、しっかり3色の部屋を分けて作っていたお子さんも、裏面の方は自由に混色を楽しんでいたり。

「ウェットティッシュがきれいだから、乾かしておいて~!」
「わたしもやるー!」
いろいろな色を染み込ませて、重ねた結果、複雑でとても深い色になっていました。

他の人からの刺激で何か思いついたり、真似してみたりというのはワークショップならではだなぁと思います。
一人で絵の具遊びをするのとまた違った環境で得られる刺激。

「なんか黒くなってきた!!」と3色から黒に近い色ができることにびっくりしたり、
「光の3原色は全部混ぜたら白になるねんで!」と教えてくれたお子さんも!
「色水をつくってから、垂らしたい」というこだわりがあったり、緑にはまって、ワイルドに緑の研究をしてくれていたお子さんも。

テーマはあるけれど、自由な発想で、思いつくがままに色実験。


自分で作った作品をじっと観察しながら、ワークシートにも、どんな色ができたかをたくさん書きだしてくれました。


『キャラメル色』や『チョコレート色』、『赤と青=あじさい色』、『ちょっと明るい緑=かえる色』『ピンクっぽい紫=惑星色』『濃い青と黄色と薄紫=重なった花火』など、独自の視点で色の名前がつけられていて、その理由を聞いては、ふむふむなるほど~、と感心しっぱなしです。

私も予想しない色の名前がたくさん出てきて、勉強になりました。

窓辺で揺れる色の惑星を見ながら、この日のことを思い出してもらえたら幸いです。



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