雨のあとの、38_Field. WSレポート
先週の大雨は広範囲にわたって大きな被害をもらたしました。
被害に遭われました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
38_WORKS.さんとあたためてきた『雨を楽しむワークショップ』、内容についても迷いましたが、宮井さんに、こんな時だからこそ。と、後押ししていただき、お天気も回復してきたこともあって無事に開催することができました。
参加してくださった皆様、そして企画からずっと支えてくださった宮井ご夫妻に感謝いたします。
ワークショップのスタートは、雨と聞いて連想することをたくさん書き出してみることから!
ながぐつ、かっぱ、かさ…雨の時に使う身近なものから。練習中のひらがなカタカナを頑張って書いてくれていました!
カテゴリーごとに分けて出していく人もいれば…
とにかく思いついたものからどんどん出していく人も。
30個出すのは難しい〜!
でも、少し制約があった方が、「自由に書いてください」と言われた時より、あれもこれもと書き出せるような気がします。
雨の日の気分を想像したり、音から広げたり。頭の中にある雨や日常の記憶から…いろいろなことばが引き出されていきました。
たくさん書き出した後は…
皆さんが連想したことばを束ねて、つなげて…マインドマップをつくっていきます。
マインドマップは頭の中にあるアイデアやキーワードを図にして整理していく手法で、企画の場だけでなく、日々の考え事を整理することにも役に立ちます。
本来マインドマップというと、テーマを中心として関連するキーワードを書き出し、四方八方に枝が伸びて、さらに細かく分かれていくイメージですが、ここはお子さんも一緒にヒラメキ✨を楽しんでいただきたいので、先にふせんに書き出したものを使用して簡単に。
ぺたぺた、ふせんだと貼り替えることができるのも、グループ分けをする時や、つながりを考える上で役に立ちます。
グループわけのタイトルも、「何て言えばいいだろう?」と皆さんでワイワイ。
感じ方のところにある、なみだ、おいしい、のつながりもこどもならではの発想ですよね!!
今回の豪雨の後だからこそ出てきたことばも見られ、自然にはいろいろな側面があることを感じる機会になったのではないでしょうか。
他の人のことばを見て
雨の感じ方も人それぞれなんだなぁ。
と気づくことが大切で。
ひとりで作るのもいいけれど、こうやって刺激を受け合いながら、また自分に還っていくというのがいいなぁと思うのです。
雨上がりの38_Fieldには虫たちもひょっこり出てきていましたよ。かたつむりやダンゴムシもこんにちは!
休憩時間にはバッタも見つけてキラキラした表情で報告してくれましたよ。
雨からの連想、大人目線の、あぁー!わかるわかる〜!がたくさん。
お次は色づくり。
窓から見える緑が鮮やかで、天井から注ぐ光が強くなったり、和らいだり。
38_Field.の小屋がカラフルに染まっていきます。
雨をあらわすことば、絵柄のカードを選び、赤、青、黄、白、黒、5色この絵の具で自由にどうぞ!
筆や綿棒、スポイト、ストロー、スポンジ、指先。使うものによって工夫しながら花だったり、雨粒に見立てたり。
つむぎくんのやりたいように、とあたたかく見守る美咲さん。お母さんの表情で素敵です。
わあ、スポンジの色も面白い!!
さまざまな雨の様子。
雨の漢字に降る雨もまた素敵ですね!
もうすぐ1歳のお子さんも、小さな指でちょんちょんと。
以前のワークショップ参加時に持ち帰っていただいたまっち絵の具、活用していただいているようで、赤ちゃんの足型を取ったり、作品を作ったり…といったお話を聞けて、とても嬉しく、励みになりました✨ありがとうございます!
最後は透明のカードに描いていきます。
雨のかたちを想定していたのですが、皆さんとても想像力豊かで、重ねるカードに合わせて絵を描く方も!
カエルの足跡、水たまり、田んぼ…
2枚重ねるのもいいね!という発見も!
このカード、並べ方によってもまた印象が変わります。
4枚を並べてお話を作ってみたり、タペストリーにしてみたり、思い思いに楽しんでくださいね。
感覚をつなぐカードということで、センサリーカードという名前にしています。
雨以外にも作ってみたいなぁ。
最後になりましたが、38_WORKS.さんのブログ a day でも今回のワークショップについて書いていくださいました。
旦那さま貴弘さんによるとても美しい写真の数々、そして美咲さんのリズムが刻まれ、吸い込まれるような文章。
ぜひご覧になってみてくださいね。
いつ訪れても、四季折々の豊かな風景が広がる38_Field.ですが、彩り豊かな秋に、また何か皆さんと色に触れる時間を作ってみたいなぁと思っています。
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