五感を使って楽しむスムージー×アート!
5/6(土)平野区のヨコナガヤ、&さんでの『カラフルおやさいスムージーを描こう!』ワークショップは雨も何とか夕方まで降らず、ゆったりとご参加いただきました。
体験してくださった皆様、そして優しい眼差しで見守ってくださったdrink stand &さん、ありがとうございました。
これまで、自然素材から作られた絵の具『エコ・フィンガーペイント』を使用したもの
(→その時のワークはこちら)や、
オーガニック栽培や安全性にこだわった素材から作られた『やさいいろ®︎』
(→その時のワークはこちら)を使用したりと、自然のままの色を取り入れてきました。
そして今回は、廃棄予定の野菜たちからできた『べじからふる絵の具』を使いました。
普通じゃないから…と皆さんの元へ届かない野菜たちを、新たな価値を持って輝けるような道を作ろうと、ラピスプライベートさんが開発された絵の具です。
2021年に立ち上げられ、昨年合同会社となり、今では学生、アーティスト、美術の先生など、様々な背景を持った計20人のメンバーで活動されています。
テレビで目にしたのがきっかけですが、社会的な問題への解決のひとつとしてのアプローチであったり、絵の具を通したメッセージなど、とても素敵だなぁと思っていました。
野菜の色や香り、つぶつぶした感触など… 画材としての面白さだけでなく 廃棄野菜のことを知ったり、SDGsを身近に感じたり、「普通って何だろう?」と考えるきっかけにもなりそう!と、たくさんの可能性を感じます。
学校だったら、図工や美術×道徳×社会など、科目横断型で楽しく学べそうですよね!
ホームページには様々な想いも綴られています。
ラピスプライベートさんも様々な場所でワークショップをされているので、ぜひご覧になってみてくださいね。
ワークシートでは、作られた背景や農家さんが困っている問題についての話も混ぜつつ、野菜の色や香り、感触を記録していきました。
野菜の粉をメディウム(のり)で溶いていきます。
混ぜてもまだザラザラしていたり、とろっと濃く溶かしてみたりと、自分好みの絵の具にしていきます。
もとの野菜はどんな色や形だろう?
シールを貼っていきます。バタフライピーの色ってお花の色だと知ったり、
ハーブティーの色の変わりについて話が広がったりも。
粉のまま匂いを嗅いでみたり、混ぜている最中にも「葉っぱっぽいね~」とお話しながら、いつも使う水彩絵の具とは違った感覚だなぁと感じてもらいました。
今回は、サトウキビの搾りかすが配合された「バガスペーパー」とトレーシングペーパーに色をのせていきます。
2枚の紙で、また描き心地や色の出方の違いなども感じていただけたかな~。
以前のおさんぽバッグの回にも参加してくれたお子さん、感覚のままにスイスイと筆を運び、色を混ぜたり重ねたりして、美味しそうな色ができていましたよー!
廃棄野菜のお話や、香りの話など様々なことをお話しながら手を動かしてくださっていた皆さん。混ぜるごとに、こんな色なんだ~!と驚きながらも、自然が作り出す色や香りに親しんでいただきました。
乾かして、2枚の紙とグラスを重ねて完成!
フレームに入れると立派なアート作品になりますね。
レモンのような、月が浮かんだスムージー!
重ねることで、優しい色合いと濃い色合い、縦と横の筆の跡の交わりが生まれてとても素敵ですね。
写真では見えにくいのですが、点々とある粉のつぶつぶがまた、いい味なんです。
重ねたらより深い色になって、カクテルのような美しさ~☆
「描くことに集中できて楽しかった」と言ってくださり嬉しかったです。
トレーシングペーパーがすりガラスのように見えるのもあって、平面ですがなんだか奥行き感も出るのが面白いところ。
たくさん果肉やソースが入っているのかな~、とってもおいしそう~!
重ねたらまたイメージも変わり、中で色が踊っているみたいに、動きのあるスムージー!!
ぐるぐるかき混ぜたらこうなりそう!とか、いろいろ想像するのも楽しいですよね。
ふらっと来て、おいしいもの食べたり絵本を読みながら、何気ないことを話せる、地域のつながりの場所となっているヨコナガヤの空間。
そんなヨコナガヤで&さんのスムージーを飲みながら、"野菜の絵の具を使ってスムージーを描いていく" という今回のワークは、五感をフルに活動させて楽しむアートということで、この場所にピッタリだなぁと思って企画させていただきました。
&さんありがとうございました!
少し学びながらも、植物の色や香りに触れることで、何だか心がほぐれたり、楽しい!と感じられるような時間になっていたなら嬉しいです。
またどこかでできたらいいなぁ~♪
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