ヒラメキのタネ

『こどもとおとなのCREATIVE MINDを育むタネまきを。』をコンセプトに、色に親しみながら感性を豊かにするワークショップを開催したり、家での色遊びなどを紹介しています。

佐渡裕さんの絵本「はじめてのオーケストラ」

本屋さんで見つけて、佐渡さんが絵本を?!とビックリしたのですが、内容も絵も感覚に訴えかけるもので、とても素敵だったのでご紹介します。

「はじめてのオーケストラ」
世界中で活躍されている指揮者、佐渡裕さん&はたこうしろうさんの絵本。佐渡さんの娘さんが小学1年生になり、初めてお父さん指揮の第九のコンサートを聴きに行くお話です。
今は未就学児も入れるコンサートが増えていて、私が所属する市民吹奏楽団の演奏会にもお子さんがたくさん来てくださいます。でも、本格的なプロの演奏会は小学生からが一般的。

佐渡さんは、これから小学生になるお子さんたちや、まだコンサートにいったことがない小学生のみなさんにも、音楽の喜びを体験してもらいたいという思いで書かれたとのこと!

シフォンのドレスを着て、よそ行きのおめかししたみーちゃん。ホールでどうふるまえばいいか、不安なこともお父さんに聞きます。

ページをめくるたびに、まるで一緒に演奏を聴いているかのような感覚を引き出してくれる、言葉の数々、溢れんばかりの色彩。
リズミカルだったり、穏やかだったり、はたこうしろうさんの絵がまた美しくて。

ひとつの音楽を作り上げるには、楽譜上のことだけでなく、まわりの音を聴き心を合わせることも大切で。指揮者、奏者、観客のみなさんとも一体となって音楽が作り上げられている様子が描かれています。

そして、実際第九を聴きながら読んでみたら、音×ことば×色の相乗効果で、想像がどんどん膨らみます。

この本を読んでコンサートに行ってみたら、また違った聴き方ができるかもしれません。
私自身も奏者目線、観客目線で共感でき、心があったかくなる絵本でした。

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娘も同じ1年生。先日、Shion(旧大阪市音楽団)の演奏会で初めてシンフォニーホールへ。いつもとは違う、大きなホールにちょっと興奮✨
小さな頃から音楽が身近にある我が家ですが、私や主人が演奏するものだけでなく、いろんなコンサートに行って一緒に楽しめたらいいなと思います。

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