太子町でのうちわづくり
先日、太子町民のお子さん対象の「木のうちわに風をかこう!」ワークショップをさせていただきました。
昨年オープンした生涯学習センター「太子の森」は建物内にも木がたくさん使われていて、入口の階には図書館もあり、工作室もゆったり広々していました。
太子の森、窓からは二上山など南河内の山々が見えて、自然に囲まれたのどかなところなのです。
まだ体調もあまり落ち着かない中だったので、選んだ色がかぶってしまった方々には、あたふたとご迷惑をおかけした点もあったかと思いますが、皆さんの素敵な風の色を目にすることができ、穏やかに終えることができました。
今回は募集のチラシも作らせていただき、太子町在住の40名ほどのお子さんがご参加くださいました。
ご家族でワイワイと楽しいひとときになっていたら嬉しいです。
ご参加いただいた皆様、配布やご案内・申込サイト作成などでお世話になりました太子町のご担当者さま、当日お手伝いいただきました民生委員の皆様も本当にありがとうございました。
皆さんの作品、全部写しきれなかったのですが今回も色とりどりの風が表現されていき、描き方のこだわりも感じられてとても素敵なうちわになりました。
当日の様子をご紹介しますね。
風のイメージを膨らませる場面では、ご家族のみなさんで「どんな感じかな?」とうちわを仰ぎながら想像してくださいました。
風の音・風の温度・吹いている場所…
見えないものを描くのは難しいですが、想像してみると結構色もぽんぽんと決まっていきます。
色を3色選んだら、次はうちわに描いていきますよ~!
こちらのお子さんふたり、どちらも黒を選びました。
1色が赤系と緑系でちょっと違うのですが、二人とも似た色をチョイス!
最後黒をたくさん塗り重ねていたのですが、乾くと先に塗った色が透けてきて、何とも言えないカッコイイ黒になっていましたよ~。
実は鬼のイメージだったりと、面白いお話も教えてもらいました。
混ぜたらいろいろな色ができるのも発見です!元気が出るような色♪
ひゅーっと吹く、さむい風。さぁどんな風になるかな?
丁寧に端っこまで塗りたいお子さんもいれば、
すいすいっと運ぶ筆のあとがまたステキなお子さんも!
風だっていろいろですもんね!決まりはないので自由に描いていきます。
絵の具が初めてのお子さんも、慣れているお子さんも、手伝ってもらったり自分で工夫しながらスイスイ、ぽんぽん。
わぁ、3つの色から、ぼわーんと混ざり合って、かわいらしい虹色ができましたね~☆
ふふーっと吹く涼しい色だって、人によって感じ方は様々です。
紫系の色もうんうん、確かに涼しそう!
ぼわーっと3色をうまくぼかして優しいかたちに。
水筆と普通の筆、どっちのほうが描きやすいかな?
それぞれの特徴を活かしながら、風のかたちをうちわにのせていきます。
できあがったら、前にずらっと並べてみましたよ。
午前の部の作品写真を撮り忘れてしまい、午後の部しかないのがとても残念なのですが、色彩も個性も豊かな風が描かれたうちわがたくさんできました。
にじみやぼかし、風の音が聞こえてきそうな筆の跡など、見れば見るほど素敵な箇所が見つかります。
日常で使えるものを作ることで、この日のことを少しでも覚えていてくれたら嬉しいなという思いもあります。
自分でできた!いいのできた!という自信にもなりますし、お友達やご近所さんとの会話にもつながりそうですよね。
3色という制限があることで、風に色があったら…?と考える時、それぞれの観点でイメージしやすくなったのではないでしょうか。
色数を絞った配色でイメージをより伝えやすくする方法は、大人になっても役に立ちます。
デザインやアートの世界(学校だったら図画工作)だけでなく、これから大きくなって、学校でポスターを描いたり、プレゼン資料を作ったりする時、また、自分の意見や感情を表現する場でも、ぜひ色のイメージをうまく活かしもらえたらいいなと思います。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
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