ヒラメキのタネ

『こどもとおとなのCREATIVE MINDを育むタネまきを。』をコンセプトに、色に親しみながら感性を豊かにするワークショップを開催したり、家での色遊びなどを紹介しています。

『あおをとじこめたローズウィンドウづくり』ありがとうございました!

8/18(金)、SUNNY NESTさんでの、Kinowaさんとのコラボワークショップ『あおをとじこめたローズウィンドウづくり』無事終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、SUNNY NESTさん、Kinowaさんありがとうございました。
今回は、イラストレーターさん、教師の方、作家さんなどなど、様々な職業の方やお子さまに参加していただきました。

スイミーの世界、さんかくやマルの重なり、宝石のような輝き、おいしそうな色・・・
自分でつくった色からのローズウィンドウは、濃淡や筆のあとも光にかざすとくっきり。色が透過し、重なりがとってもきれいです。
Kinowaさんによる絵本タイム。穏やかなトーンで読んでくださる「あおのじかん」(イザベル・シムレール著)は、その絵と色の繊細さに参加者の方々も興味津々でした。

いろいろなあおのイメージを膨らませたら、色料の三原色と白黒で、思い思いのあおをつくっていきます。
グラシン紙にのせたまっち絵の具の色たち。参加してくださった方も、今まで見たことがないような鮮やかな色ができ、驚いておられました。
黒と青って、思っていたよりきれい!
そんな発見もありました。
何層にも重ねて、凹凸感が出てもまた面白くて。グラシン紙、とっても強くて透明感があるのでローズウィンドウにぴったり!
姉妹で参加してくれた、小学3年生のお姉ちゃん。思うがまま、色を混ぜて重ねていき、とっても深い色が出来上がりました。
年長の妹さんは、ぐるぐる、ひとつひとつ確かめるように色づくりをした後、色をつないで、絵の具を足しながら塗り重ねて、筆をクルクルさせる技法?を考え出してくれましたよ!

こどもならではの思いつきや、自由でまっすぐな色づくりは大人も刺激を受けて勉強になります。
乾くまでの間は、中で色のお話タイム!色のクイズをしながらワークシートを書いていただいたり、自然の色から感じる力を養うことをテーマに、保山耕一さんの奈良の風景映像を見ていただきました。

そして・・・
今度は皆さんそれぞれの好きな色に名前をつけた、色のかけらカードづくりを。

どんな名前にしようか、悩みながらも、様々な色名ができあがりました!
はなぐもりのいろ、はいってみたい川の色、宇宙の川、夜の森、そらとうみのいろ、わかめ。

絵本に出てきそうな言葉がたくさん。情景がイメージできるような素敵な名前ばかりです!
先ほどの姉妹のお姉ちゃん、なんと3枚も仕上げてくれました。

グリーンスカイ、夕方から夜の色、まほうの砂の色。普段からきっとたくさん色を感じていて、どんどん言葉が湧いてくるんだろうなぁ。
妹さんも年長さんにして「ゆうが」など難しい言葉を使ってくれています。大人もびっくりの表現力です!あたたかい=暖色系と決めてしまわない、自由な発想でのあったかい色。

なんと、色のかけらカードをもっと作りたい!ということで、家に帰っても自作で作ってくれているそうです!
たくさん作って夏休みの宿題で提出してくれるのかな。

色と言葉への興味を引き出すお手伝いができて、私もとても嬉しいです。


さてさて、お待たせしました!いよいよローズウィンドウづくりです。
丸い枠内にあおの世界をつくっていきます。
細く長く切ってみたり・・・
岩のように敷き詰めてみたり。
どこを切ろうか、どんな風に配置しようか。
悩みながらも皆さんの色と想いが散りばめられた素敵な作品ができました!
絵画や写真のような、重なる山々に沈む夕陽。
ずっと眺めたくなるようなキラキラした花のような模様。
ウキウキ楽しい気分になるようなカラフルな色と形!
姉妹の妹さんが何層にも塗り重ねてつくった色は光を透しにくいけれども重厚感が増して、まるで洞窟で見つけたきれいな石たちのよう。
お姉ちゃんの、まるで森の中のようなダークグレイッシュな青緑は、光にかざすと所々、鮮やかな色がちらちら。

朝から助手として手伝ってくれていた娘も、Kinowaさんが作った色の紙からローズウィンドウを製作。

今回は1時間半から2時間という長い時間のワークショップでしたが、皆さんとお話をしながらだったり、スイミーの一部分を思い出して声に出してみたりしながら楽しく、あっという間でした。

今回は、より大人とこどもが一緒に刺激しあい学びあえる、そんなワークショップになったのではないでしょうか。

また機会がありましたら開催してみたいと思っています。

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