ヒラメキのタネ

『こどもとおとなのCREATIVE MINDを育むタネまきを。』をコンセプトに、色に親しみながら感性を豊かにするワークショップを開催したり、家での色遊びなどを紹介しています。

『夏庭ピクニックシートをつくろう!』ありがとうございました

8月1日、宝塚市立文化芸術センターのガーデンハウスにて『夏庭ピクニックシートをつくろう!』のワークショップが行われ、たくさんの植物の色や絵の具で作り出す色に親しみました。


コロナ禍で体験する機会も少なくなっています。普段通り実施するのは難しいこともあり、特に感染急拡大中は安全を最優先での判断となりますが、実際の色を見て、触れて考えることや表現することは豊かな感性を育むために大切なことだとも思っています。

世の中の状況に不安を感じることも多いですが、少しでも今回のワークショップで心が潤ったり、親子の楽しい時間となったなら嬉しいです。

参加していただいた皆様、センターの皆様、ガーデナーの皆様、ありがとうございました。



ガーデン散策から始まるワークショップですが、今回の散策では…

●たくさんの植物の色や形を見つけよう!
●筆やスタンプとして使えそうな植物を探してみよう!


という視点で探し、皆さんそれぞれ気になった植物を採集。
親子で植物に親しむ光景が広がっていましたよ!
あっ、これはスタンプにできそうな面白い形!
一つの花でも、よく観察すると何色も見つかります。
鮮やかな色がたくさん!夏を感じますね。

※この日は特別にガーデナーさんが特別に草花摘みを許可してくださっています。
普段の公園やガーデンでの採集はご遠慮くださいね。



帰ってきたら、薄い色、濃い色、濁った色の作り方など色の話を少しした後、植物の色を見ながら実際に色づくりをしていってもらいました。

布のピクニックシートなので、今回使用した布用絵の具は、自然乾燥でOKで洗濯もできる、岩瀬商店さんの『プチかけるくん!』という7色セットのものです。

「親子で染めを楽しんでほしい」という想いで作られている布用絵の具。一本一本に顔があって、並べると思わずニンマリしてしまうくらいかわいらしくて!

赤ちゃんや子ども服にも使われている原料で作られているのも安心ですし、水彩絵の具のように使えて発色も鮮やかです。

感染防止対策のひとつとして、絵の具はそのまま持ち帰ってもらいましたので、家でもまた他の布製品に色付けして楽しんでくださいね。



色づくりの様子、長くなりますがよかったらご覧ください。
皆さん、布の上に花を置いてしっかり観察して、細かな色の違いも試行錯誤しながら近い色を作っています。

一方、草花を見て感覚のままに筆を走らせていく方も!透明感あふれる色彩です。

葉っぱもスタンプしたら、模様になった!
紫のヒューケラも、白の感じや濃い部分など本物そっくりの色です。
ご家族で色づくりをとっても丁寧にされていました。

そして、赤いのは「橋」なんですって!どんな橋を思い描いているのかなぁー?とお母さんもお話されてましたよ。

もうちょっと黄色かな…
細かく色を見て、試して、お母さんとお話しながら納得するまで色づくり。

わぁ、お花のふわふわした感じもわかりますね!
茶色や緑の絵の具もあるのですが、そのままではなくて違う色を混ぜるとより深い色に。植物の色に近づきますね。

色混ぜ楽しい〜!って伝わってくる姿もたくさん見ることができて、私も嬉しくなりました。

葉っぱをスタンプのようにしてみたり

植物の形を生かして筆のように、また、コロコロ転がしてみたり

雨のような模様だったり、色の雫をちりばめたような楽しさも!

摘んできた植物の橙〜黄〜緑系の色相でまとめていて、爽やかな色合いですね。

皆さん独自の技法や筆使いをひらめいて、夏の庭をピクニックシートの上に描きました!

夏の庭がズラリ。
小さなお子さんには少し時間が長かったかもしれませんが、終わったら完成したシートを並べて皆さんの作品を鑑賞しました。
他の作品の素敵なところ、見つかったかな?

パチンと裏面のスナップボタンを付けたら、簡易レジャーバッグになります。
小さなシートですが、芝生に敷いたり、ちょっと座る時に使ったりと、お出かけのお供の一つとして使ってもらえたら嬉しいです。

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